津田沼の整体なら「整体院フィジカルLabo」

医師の3人に2人が「絶対に受けたくない」と回答した“整体の施術”

2023年6月10日のYahoo!ニュースで取上げられた記事です。
リンクはコチラから‼

中々衝撃的なタイトルの記事ですね。
当院は私もスタッフも理学療法士なので、施術に対する考え方は基本的に医師と同じです。
他の施術方法を悪く言う気はありませんが、医学的に考えてどう考えても危険なものや、効果を裏付ける理論が全く理解できないものもたくさんあります。

詳しくはリンクから記事を読んで頂くのが一番ですが、内容を簡単に紹介します。

 

「すごいエビデンス治療/整形外科医 歌島大輔」

整形外科専門医「歌島大輔さん」が運営するYouTubeチャンネル
【調査日】2023年5月 【対象者】現役医師648人

【アンケート内容】
「あなたが絶対にコレだけは受けたくないと思う治療はどれですか?」

医者が受けない施術として、多くの医師が疑問を呈している「骨盤・骨格矯正」「悶絶整体・バキバキ整体」「〇〇リリース・〇〇はがし」「神経ストレッチ」の4つを選択肢として、「絶対にコレだけは受けたくないと思う治療はどれですか?1つ選んでください」

【 結果 】
 ① 「骨格・骨盤矯正」     :  9%
 ② 「悶絶整体・バキバキ整体」 :66%
 ③ 「〇〇リリース・〇〇はがし」:  8%
 ④ 「神経ストレッチ」     :17%

 

「悶絶整体・バキバキ整体」

ボキボキ整体(画像はイメージです)

頸椎の音を鳴らすタイプの施術に恐怖感を覚える医師が少なくないといいます。
歌島先生は「頸椎の構造、その内部で保護されている脊髄神経、椎骨動脈の重要性を考えると、医学を学べば学ぶほど、受けたくない施術ではないかと考えられます」とも述べています。

実際にバキバキ系の施術で骨折などの事故が起きているという事実もあります。
施術の過程でどうしても出てしまう「痛み」や「音」はしょうがないかもしれませんが、それを目的に行うのは進む方向を間違ってしまっている印象を受けてしまいます。

 

 「神経ストレッチ」

「医学的根拠が不足した治療であるどころか、神経はストレッチされると傷害される可能性」があります。「神経が伸張されてしまうことについて、整形外科医はネガティブな変化として注意を払います。『神経ストレッチ』という施術はその理論自体、整形外科医にとって理解が難しい施術と考えていることが伺えます」

そもそも「神経」には「柔軟性」というものはありません。ムリヤリ伸ばすようなことを行えば「損傷」か最悪場合「断裂」してしまいます。私は手技の名前自体に嫌悪感を抱いてしまうので、この施術方法を詳しく学んだわけではありませんが、動画などを見ると神経を伸ばしているという印象は受けませんでした。「インパクトのある名前を付けたい」と思ったのか、「間違った知識をもとに考えた手技」なのかは分かりません。ただ、受けた方で体が楽になった方がいるのも事実です。この手技を考えた方には、もう一度しっかりと医学的に根拠にお基づいて、何にアプローチして、どんな効果あったのか検証を行ってもらいたいですね。

 

骨格・骨盤矯正

骨盤矯正

(画像はイメージです)

骨盤に対する施術としては理学療法士としては「AKA」という手技かとても有名ですし、私も学んだことがあります。この手技は「副運動」という「関節の遊び」を利用して、関節を支える組織に刺激を入れるということを行っています。

ただ、整体や接骨院で行われている「骨格・骨盤矯正」は全くの別物で、産後の骨盤矯正も同様です。稀にしっかりとAKAを習得していらっしゃる方もいますので、この施術をどうしても受けたいという場合は、AKAの認定を持っている方に受けることをお勧めします。

当院でも関節の副運動を利用していますが、メインは筋肉の動きを調整しながら、間接的に骨格や骨盤の矯正を行っています。

 

 

〇〇リリース・〇〇はがし

肩甲骨はがし

(画像はイメージです)

「リリース:抑えてきた状態から解き放すこと」という意味です。〇〇リリースは構造上それを単独でリリースすることはできないので、他の部位も含めて圧迫を取り除くことで効果を出しています。ただ、抑えつけられてしまった元を絶たないといけませんので、これだけ行っても時間がたつと元に戻ってしまいます。当院では本格的な施術に入るための準備として取り入れています。

「〇〇はがし」も同様です。はがさないといけない程動きが悪くなってしまった原因を何とかしなければいけません。当院でもその原因にアプローチするために行うことはありますが、〇〇はがしはその副産物ですね。これを主目的に行うことはお勧めできません。

 

 

補足

今回記事に取り上げられていた4つの施術方法に関して、記事の内容に加えて私の考え書かせて頂きましたが、この施術でお悩みが改善した方がいるのもまぎれもない事実です。改善された方のお悩みと施術方法が合っていたのかもしれませんし、担当した方の技術や経験のおかげかもしれません。

あくまで私が学んできた「医学的な知識」と「病院を含めた今までの臨床経験」から考えると、今の私には理解に苦しむものということです。

極論としてお悩みが解決するのであれば、どんな施術方法でも構わないというのが私の考えです。身に付けた手技を磨くだけではなく、可能な限り早く、安全に効果が出る方法を常に模索しながら日々精進するのが、この仕事に携わる者の役目ですね。

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