整体の定義
国語辞典の内容をまとめると
整体は「薬を使用せず、主に手技で骨格のゆがみを矯正し、筋肉や内臓のバランスを整え、健康増進・体質改善をはかる民間療法」と説明されています。
簡単に説明すると「医療保険」や「介護保険」などの保険制度を使用しない、自己責任で行う「自由診療」を指す用語なので、保険を使えないもと思って頂ければ間違いありません。
整体に必要な資格
やる気があれば、あなたでも明日から開業して整体師を名乗ることは可能です。ただ受けたい、治してほしいと思ってもらえるかは別問題ですね。
施術者の知識や技術にかなり開きがありますので、自分に合った院を探すのはとても大変です
●整体に関わる色々な資格
〇国家資格を有するもの
・理学療法士
・作業療法士
・柔道整復師
・鍼灸師
・あんま、マッサージ指圧
〇民間資格(上記以外のすべて)
カイロブラティックやリラクゼーションサロン、トレーナーなども含まれます
整体の種類
これは沢山ありすぎて私も把握していない方法が山ほどあります。
主に狙っている部位とやり方を簡潔に表現すると
・皮膚:優しく触れるなどの刺激
・筋肉(深層・浅層):指圧、ストレッチ、抵抗運動など
・骨、関節:歪みの矯正
・神経:感覚神経や運動神経を色々な方法で刺激
・内臓:??
・自律神経:???????
私は理学療法士なので、行っている施術方法はそれに準ずるものです。同じ理学療法士でも考え方や施術方法はかなり違います、他の資格の方とはそれ以上に変わってしまいます。
元々は理学療法士が考えた治療法を他の資格の方が行う方になったものや、逆に他の資格の方が考えた方法を理学療法士が取り入れるようになったものもあるので、さらに分かりにくくなっています。
「徒手療法でどうやってアプローチするの?」「それはいくらなんでもこじつけ過ぎでは?」というものもあります。ただ、それはあくまで「私が理学療法士として学んできた中で」という話です。個人の考え以外にその職業の成り立ちなども関わってくるのでセンシティブな内容ですね。
一般的な施術方法
・ディバーシファイド
●SOT(仙骨後頭骨テクニック)
・オステオパシー
・カイロフラティック
・アクティベーター(ACTM)
・AK(アプライドキネシオロジー)
・MET(マッスルエナジーテクニック)
●マッケンジー
・まわひね力
・磯谷式
▲筋二点療法
・野口整体
・アレキサンダーテクニック
・ローガンベーシック
●筋膜リリース
・内蔵マニュピレーション
・高速スラストテクニック
●AKA
・筋膜療法
●PNF
・トムソン
・ガンステッド
・ターグルリコイル
・CST
・ピアーズ
・COX
・ポジショナルリーリース
・ストレインカウンターストレイン
・SER
・レイキ
・気功
・タッチフォーヘルス
・EFT
・キネシオロジー
・ハーモニック
・NAE
●は私が病院勤務の時に使っていたもの、もしくはセミナーを受講したことがあるものです。これ以外にも理学療法士しかやらない施術法、脳梗塞の方むけの治療法、心疾患、呼吸器疾患、神経難病などなど、それに特化した方法も勉強して使用していました。整体で使用する人は非常に稀だともうので割愛します。
当院では「マイオチューニングアプローチ(MTA)」という方法です。これは別のページで詳しく解説します!ちなみに「▲筋二点療法」と大本は同じらしいです。