PFCバランスって何?
参考:富士薬品
PFCとは、Protein(タンパク質)、Fat(脂質)、Carbohydrate(炭水化物)の頭文字のことで、エネルギーを産生する栄養素の摂取不足を避け、生活習慣病の発症予防と重症化予防を目的とするものです。
このバランスを意識して食事を摂取することができれば、健康的な体づくりをサポートできます。
それでは、3つの栄養素についてそれぞれの働きを見ていきましょう!
タンパク質
タンパク質は、体を構成する成分の中で、水分の次に多い栄養素です。筋肉や臓器、皮膚や毛髪、体内ホルモンや酵素などの構成成分で、生命の維持に欠かせません。
タンパク質は主にアミノ酸で構成され、20種類あります。そのうちの9種類は体内で作れないアミノ酸で「必須アミノ酸」と呼ばれます。必須アミノ酸は食事で摂取する必要があるため、タンパク質が豊富に含まれる肉や魚、卵や乳製品、豆類など積極的に摂りましょう!
脂質(Fat)
脂質は細胞膜やホルモンの主要な構成成分です。炭水化物やタンパク質は1gあたり4kcalのエネルギーを持ちますが、脂質は1gあたり9kcalのエネルギーを持つため、効率のいいエネルギー源として毎日欠かすことなく摂る必要があります。
炭水化物(Carbohydrate)
炭水化物は1日のエネルギー量の50~60%を占め、消化管から吸収されエネルギー源となる糖質と、体内では消化されない食物繊維に分けられます。
糖質は1gあたり4kcalのエネルギーを持ち、エネルギー源となります。
一方、食物繊維は小腸で消化されずに大腸まで達し、便秘の予防や血糖値上昇の抑制、コレステロール濃度の低下をサポートします。18歳~64歳における食物繊維の摂取目標量は、1日当たり男性21g以上、女性18g以上となっています。