秋は収穫の季節!
秋は収穫の季節であり、1年の中で最も旬の食材が豊かです。
秋の食材は、ビタミン、ミネラル、食物繊維が豊富で夏場の疲れをとる働きがあり、これから迎える冬に備えた体づくりに役立つと言われています。
また、栄養素だけではなく食材の持つ味わいは「春は毒消しの苦み、夏は疲労回復の酸味、秋はエネルギーを蓄えるための甘味、冬は身体を温めるための※厚味(コウミ)」と私たちが本能的に求める味と一致しているのは面白いですね。
(※厚味:味かコッテリしていておいしいこと)
秋の旬な食材と栄養素
野菜類
●さつまいも
食物繊維、ビタミンC、ビタミンEが豊富。特にイモ類に含まれるビタミンCは加熱しても壊れにくく、じっくり加熱することで甘みが増す
●里芋
水分が多く、イモ類の中では低カロリー。里芋の粘りは「ガラクタン」という成分によるもので、血中のコレステロールの付着を防ぎ、血圧を下げる効果があるとされている
●じゃがいも
春と秋の年2回の収穫時期を迎え、秋のじゃがいもはでんぷんの量が多く、ほくほくとした食感。
畑のリンゴと呼ばれるほど豊富なビタミンCを含む。余分な塩分を排出するカリウムや、脳の働きを活発にする食物繊維も豊富。
●なす
ほとんど水分だが、抗酸化作用を持つアントシアニン(ポリフェノール)や食物繊維を多く含む
●かぼちゃ
リテウム、カロテン、ビタミンCを豊富に含む。「冬至にかぼちゃを食べると風邪をひかない」と言われるほど栄養価が高い。
果物類
●ぶどう
糖類の中で最も吸収されやすいブドウ糖が主成分のため、疲労回復にはピッタリ。酸化作用のあるポリフェノールは種や皮に多く含まれるため、皮ごと食べるのが理想的
●柿
1個で1日分のビタミンCが摂れると言われるほど、ビタミンが豊富で、みかんやレモン果汁よりも多く含まれている。実だけでなく、葉にもビタミンが多く含まれている
魚類
●鮭
消化・吸収のよい良質なタンパク質やビタミン類を含む。身に含まれる赤の色素はアスタキサンチンと呼ばれ、ビタミンEの約1000倍の抗酸化作用がある
●秋刀魚
秋の食材の代表格。脂には動脈硬化や血栓予防、抗アレルギー効果や生活習慣病にも役立つDHAやEPAが含まれ、タンパク質、ビタミン12、カルシウム、鉄分といった栄養バランスも優れている
秋の食材に含まれる「抗酸化」ですが、美肌などのアンチエイジングだけでなく、身体の内側から老化を予防し回復させる効果を指しています。
また、秋の食材には「免疫力」を高めるものが多く、毎年冬に流行する感染症への対策としても有効と考えられ、まさに秋の食材は理にかなっていると言えます。
参考:生活向上WEB