背骨は、24個の「椎骨」と呼ばれる骨で構成されています。その椎骨同士を連結させているのが背骨の後ろにある椎間関節です。
この椎間関節の周囲には痛みセンサーがたくさんあります。
ただ立っているだけでも腰には負担がかかっています。さらにスポーツで無理に動いたり、重いものを持ったり、不意の動作で負荷が掛かると椎間関節が炎症を起こし、痛みセンサーがそれをキャッチすると腰痛が発生します。これが椎間関節性腰痛です。
また、腰を斜め後ろに反らす、または反らしながら捻じると痛みが生じるのがこのタイプの腰痛の特徴です。さらに、仰向けより横向きの丸まった姿勢で寝るのが好き、という方は椎間関節に負担がかかっている可能性があります。
腰への負担の関係
立った姿勢で腰にかかる負担を100とすると、座位は140と立位より腰への負担が大きいことが分かります。さらに、前かがみでの座位・立位で荷物を持つ動作は、立位の3倍ちかい負担がかかっています。
日常生活で、このような動きをしていることはありませんか?
正しい姿勢での動作や腰に負担がかかりにくい動作を身に付けることは腰痛軽減・予防にとても重要です。
参考:2023 Tatzan860