5月病とは?
5月病とは、学生・新社会人となって初めて迎えた連休の後の5月くらいに見られる「気分の落ち込み」や「体調不良」といった状態の総称です。
「5月病」は医学的な病名ではありません。厳密には「適応障害」や「鬱病」と診断されることが多く、その中でも適応障害と診断される人が多くいます。
適応障害と鬱病の違いは?
病名 |
特徴 |
適応障害 |
・特定の状況・環境の変化などが強いストレスとなって発症する病気 ・ストレスの原因から離れることで、症状が軽減する傾向にある |
鬱病 |
・何らかの出来事が原因で発症することが多く、気分の落ち込みが長期に渡る |
適応障害は、環境の変化などのストレスによって発症する傾向があります。前述の通り、「5月病」は生活環境が大きく変化した人に起こりやすいため、鬱病より適応障害に該当する線が濃厚となります。
しかし、場合によっては、「適応障害」から「鬱病」へと発展することもあるため、「5月病は良くあることだから、慣れるまで様子をみておけば大丈夫」と軽視するのは危険です。
参考:生活クラブ共済連